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interview no.004

坂田 忠則 (さかた ただのり) さん

一般社団法人 庄原観光推進機構

- profile -

東城町出身。中学から三原へ。大学卒業後は、仏資本のクラブメッドなどの旅行会社でキャリアを積んだ。この経験を武器に地域おこし協力隊として東城町に帰郷。現在、これまでの経験を活かし庄原市観光協会に勤める。他称、人と人を繋ぐ“人間接着剤”。

「“体験型"をキーワードに庄原市の新たな魅力を発信」

 坂田さんは国内外の旅行関連企業に勤め、そのスキルを磨いてきた観光のプロ。60歳の時に地域おこし協力隊として故郷・東城町に帰ってきました。現在は、これまでの経験がフルに活かせる観光協会に勤め、その手腕を振るっています。「観光協会の仕事は、観光で庄原市を訪れた人が地域にどうやったらお金を落としてくれるかを考えること。そのための魅力的なツアーの企画やプロモーションなどを行っています」。

比婆牛は庄原が誇れる和牛ブランド比婆牛のおいしさを凝縮した「比婆牛丼」

 坂田さんが今取り組んでいるのは庄原市ならではの強みを活かした体験型の観光プラン。個人や自治体が所有する庭園を開放し観光客が見学できるオープンガーデンや農家民泊など多彩なプランを企画し実現してきました。

オープンガーデン写真

 韓国からの観光客を年間約400人迎えている北広島町に習い、インバウンド向けの比婆山・帝釈峡・休暇村を巡る庄原ツアーや庄原市を知り尽くした名物ガイドによるバスツアーなど、これまでにない企画で庄原市に観光客を呼び込むことに成功しています。

庄原の山の幸をおしゃれなアレンジした「野菜寿司」 見た目・味ともに最高な庄原の自慢逸品

 「少しずつですが、自分の手で庄原市を変えているという実感があります」とにやり。また、「体験型観光の魅力は何かを体験することだけではありません。そこにいる地元の人と交流し、温かな人柄に触れてこそ真の庄原ファンになってくれるのです。田舎という環境のせいにせず、町の本当の魅力に目を向けて何でもやってみることが大切」と胸を張ります。現在は、観光客数 年間285万人という目標を掲げている5ヶ年計画の真っ最中。庄原市を元気にするため、坂田さんの挑戦はまだまだ続きます。「明日死んでもいいと思いえるくらい今の生活が楽しい」と笑う坂田さんが本当にうらやましく、輝いて見えました。

interviewer

庄 飛翔さん

庄原の魅力を改めて感じた。庄原でラフティングができる事や「比婆牛丼」「野菜寿司」などご当地グルメがたくさんあり、大学を卒業するまでに一度は体験したいと思う。 ◀︎

柏村 智史さん

庄原に熱い想いのある人と話せてよかった。庄原をこうしたい、ああしたいと語る坂田さんに心が打たれた。私も地元が楽しくいい場所と言えるような人になりたい。 ◀︎

一般社団法人 庄原観光推進機構
広島県庄原市三日市町4番地10(里山の駅 庄原ふらり内) TEL: 0824-75-0173