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interview no.001

吉岡 紘 (よしおか ひろし) さん 37歳

吉岡香辛料研究所

- profile -

庄原市東城町出身。東広島市の大学に進学後、広島市内の病院に事務職員として8年勤めた後にUターン。機械部品メーカーなどでの勤務を経て、香辛料を専門とした農業で独立した。夢は田舎暮らしの手本となる“人柱”になること。

「「好きなことで生計を立てる」を実践する唐辛子マニア」

 長男ということもあり、いつかは故郷に戻らなければと常に考えていた吉岡さん。60歳の定年退職後に帰郷したとしても、出来上がっているコミュニティに入るのは難しいかもしれないと思い、29歳の時にUターンを決意しました。機械部品メーカーや公民館に勤めたものの、「なんだかパッとしない日々を送っていた」と振り返ります。そんな時出合ったのが、ホームセンターに並んでいたハバネロの種。休耕田になっていた祖母の畑に、何か植えようと何気なく栽培を始めたハバネロは見事に実り、その楽しさに目覚めていきました。

中国山地のど真ん中。広島県の北東部に位置する庄原市東城町で、2016年から激辛唐辛子の栽培・加工・販売をしている。

 唐辛子愛は日を追うごとにエスカレート。品種もどんどんか庄原市の新しい特産品を探していた人の目に留まり、道の駅で販売することになりました。「趣味で作った唐辛子の販売が決まったのを機に、よし、唐辛子の栽培で食べていこう!と腹をくくりました」と吉岡さん。もともと農業をする気も知識もなかった吉岡さんは、勢いのみで農業の世界に飛び込みました。「私が作る唐辛子は無農薬栽培、低温保存、乾燥方法などにとてもこだわっています。辛さと香り、色味はどこにも負けませんよ!」と自信をのぞかせます。

庄原市の新しい特産品。今年の9月には広島駅「EKIE」などでも販売中。

 吉岡さんの作った唐辛子は、一味などに加工されて道の駅で販売されているほか、今年の9月には広島駅で話題のスポット『EKIE』に並ぶことも決定。「地域を元気にするためには人の存在が不可欠。自分が成功事例となってUターン、Iターンする人が増えてくれたらうれしい」と目を輝かせます。もちろん都市部に比べて暮らしに不便さを感じることもありますが、自分自身の想いとライフスタイルを貫ける環境がここにはありました。

interviewer

山内 達矢さん

自分の想像ではUターンやIターンで戻った人は自分たちのスローライフという感じを思い描いていたが吉岡さんは奥さんと娘さんがいて、人生これからという人だった。 ◀︎

庄 飛翔さん

東城で覚悟を決めて生活していくという強い意志を感じた。話を聞いたことで今後、自分の人生において吉岡さんのような選択肢あることを知ることができてよかった。私はいま三年生で就活がこれからという時期だが取材を通して人生様々な生き方があることが分かり、考え方の幅が広がった。 ◀︎

吉岡香辛料研究所
広島県庄原市東城町川西452-1 TEL: 090-1186-3516