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interview no.007

ヘンダーソン マーク アローン さん 42歳

- profile -

アメリカのノースカロライナ州出身。岩国で奥様の千尋さんと出会い、結婚後はアメリカで生活。お子さんが生まれたのを機に、奥様の実家がある庄原市に移り住む。何より子どもとの時間を優先するイクメン。

「子どものために移り住んだ庄原市が終の棲家に」

 海兵隊に所属し、沖縄、岩国、ワシントンDC、ハワイ、アフガニスタン、イラクなど世界各地で活動していたヘンダーソンさん。岩国で知り合った奥様と結婚後にアメリカへ転勤し、約12年間暮らした。3年ほど前に海兵隊を退役、娘の誕生と重なり、奥様が生まれ育った庄原市に移住を決めました。「アメリカから移住したのは、すべて娘のため。子どもの教育、生活環境、安全を夫婦で考えて、生後1ヶ月の時には移住を決めていました」と話します。自然豊かな環境は子どもが伸び伸びと育ち、様々な経験を積むことで生きるための力も養うことができると考えていたヘンダーソンさんにとって、ここは子育てするのに最適な場所でした。

庭を自分たちの手でリフォームしてバーベキューなど楽しめる空間を作っています。

 「外国人がイメージする日本は、東京などの大都会。物価が高くて住みにくい印象です。ここはそんなネガティブなものは一切なし。行政や制度もしっかりしていて、安心して暮らせます」。地元のお祭りや学校の運動会など、アメリカにはない文化を体験するのが今の楽しみ。

祭好きのヘンダーソンさん。家族で行く地元の祭りは楽しみの一つ。

 家では美味しいお米や新鮮な野菜を使った奥様手作りの和食を味わい、日本での暮らしを満喫しています。「奥さんの手料理は全部美味しいけれど、特に好きなのは牛丼」と無邪気な笑顔を見せるヘンダーソンさん。

奥様の愛情こもった豪華なお弁当。幼稚園の運動会もこれで元気よくできます。

 子育てに専念するため、仕事はお米配達のアルバイトのみですが、「子育てがひと段落したら、英語を活かした仕事に就きたい。インターネットの大学を受講して勉強中です」と夢を語ってくれました。「日本に来て苦労したのは、免許を取得した時ぐらい。人の温かさ、移り行く季節の中で少しずつ変化していく景色の美しさ、暮らしやすさ、トータルで考えてこんなに素敵な場所はありません。ここでお墓に入るつもりです」と笑いました。

interviewer

庄 飛翔さん

外国の方が庄原にどんな暮らしを求めて移住しているか気になっていたが、取材を通じて分かった。日本の四季の綺麗さ、田舎の伝統的な祭、食の新鮮さ、行政などの制度の充実さなどなど、たくさんの良いところがあった。特に田舎での暮らしは子どもの「生きるための力」を与える場所であるんだなと感じた。 ◀︎