庄原市の東城町に本社を置き、県内各地130ha以上の農地で農業生産を行っています。増加している耕作放棄地などをまとめて借り入れ、大規模農家へと成長していきました。また、2019年・2020年には国のスマート農業実証地に選ばれ、ドロー
ンなどのスマート農業技術を導入し、少人数で省力化した大規模経営の実践を行ってきました。
作物はキャベツをはじめ、サツマイモやトマト、玉ねぎなどの野菜を生産しています。これまでは野菜を中心に生産を行ってきましたが、化学肥料や飼料作物の高騰を受け、より地域で協力して第1次産業を守っていけるよう仕組みづくりを考え
ました。
そのため、2022年からは飼料作物の生産をスタート。家畜のえさとなるデントコーンやチモシーなど、飼料作物の生産を行い、地元畜産農家へ販売を行うことで、安定した食料供給を目指しています。またその畜産農家から優先的に堆肥を購入させてもらい、次の生産へと繋げる地域経済の循環を作ることに力を入れています。
農作物を生産するだけでなく、自分たちの住む地域を守るために必要な仕組みづくりを考えることが重要だと感じております。
高齢化している日本の農業の未来のために、農業人育成にも力を入れており、若い社員を多く雇用しています。社員の平均年齢は約32歳です(2023年時点)。1人1人の得意分野を見つけ、農業技術の取得や継承を促し、また若い方々が将来への夢や希望をもって、地元に残って暮せるように安定した経営を目指しています。