西城市民病院は、中山間地にある庄原市唯一の自治体病院として、地域住民の健康と生命を守るため地域医療の確保を図り運営しています。
また、高齢化の進行や人口減少の中で、保健・医療・介護・福祉施策の中心的な役割を担っています。
まず、医療面では急性期病院として外来・入院機能の他、24時間365日の救急医療を行いながら、平成27年にはへき地医療拠点病院の指定を受け、無医地区における継続的な医療の確保のため、現在、西城町、東城町、比和町の巡回診療を実施するなど、広大な地域で医療の提供を行っています。
次に、当院に併設する介護老人保健施設では、温かい家庭的な雰囲気の中で、医師やケアスタッフが、入所される利用者の医療・介護・リハビリテーション等を計画し、生活の場への復帰が促進されるよう、利用者の自立を支援しています。介護においては、居宅介護や訪問看護ステーションをはじめ、デイサービス、通所リハビリテーション、訪問リハビリテーションなど多くの介護事業所を併設し、在宅生活を送られている利用者の様々なケースに幅広く対応できるよう取り組んでいます。
当院は、引き続き地域包括ケアシステムの維持・推進を図り「住み慣れた地域で自分らしい生活を最後まで続けることができる」ように取り組んでまいります。